2007年4月24日火曜日

進学塾に向かない子供

 受験といえば進学塾です。豊富な情報量とプロの講師陣。進学塾に通わずして一流大学に合格するのはほぼ不可能といっていいほど、進学塾のレベルは学校を凌駕しています。


 しかし進学塾に通えば全員が中学受験や大学受験に合格するわけではありません。上手くいかない子供は進学塾に向いていないかも知れません。家庭教師に向いている子供は非常に多くそれと同等に塾に向かない子供も非常に多いのです。有名中学や大学などの志望校への合格を目指すにあたって、進学塾に通うという選択が誤ったものになる可能性は非常に高いといえるのです。


 進学塾に向かない子供は、学力が無くついていけない子供と、性格が進学塾に向かない子供とに別れます。学力がついていけないタイプは、努力すればつていくことも可能ですが、ほとんどのの子供が挫折します。自分は頭悪いのだ、と決めつけて勉強することに抵抗感が生まれます。それが小学生であれば一生その挫折を引きずることも多いのでその挫折は大きな問題になります。


 性格が進学塾に向かない子供が非常に多いです。進学塾と性格は一見すると関係なさそうですが大きく関係してきます。進学塾に向かない子供は消極的で質問が上手く出来ない子供です。進学塾は多くの生徒に教える授業形態なので決まった進行度で授業は進みます。子供がどの程度理解しているのかを確認が難しいのです。消極的な子供は「わからないことをわからないと言えない」ものです。


 進学塾の模擬試験で、積極的な子供と消極的な子供の差は大きく出るでしょう。性格はなかなか変えられるものではないのです。